
①資産運用は最終的に自己責任です。自分のライフプランをしっかり考慮すること。
②政府の施策は利用「NISA(少額投資非課税制度)や「iDeCo(個人型確定拠出年金)
③情報の量と質を確認。リスクの許容度を勘案選択すること。
④資産形成は投資であり長期が基本 余裕資金で行い 生活必要資金は別プールにしておくこと。
⑤ポートフォリオで資産管理し状況を見て アセットアロケーション(資産運用)を行うことを忘れない。
老後必要資金20百万円問題がにわかに年金不安から社会問題化し、金融機関でセミナーが盛況と言われています。
自己による私的年金を含めた資産形成の必要性が改めて見直されており、テーマとして資産形成につい基本から少し記載してみたいと思います。
従来「毘沙門天の招福相場塾」と言うブログを書いていましたが、FP視点からライフプランも加味し、
幅広資産形成に関連した編集方針に変更し、間幅広い内容で述べていこうと思います。
<貯蓄と投資について>
貯蓄とは所得の一部分を蓄えること。国民所得上は所得のうち消費されなかったものをいうが、通通常は現金か預金に残されている。すぐに使えて流動性の高いお金のことを意味。
投資とは中長期目線で増やすお金のことを言う。この二つをもって資産形成と言います。
<お金を投資する3つの判断基準>
流動性(換金性)、安全性(リスク)、収益性(年利回)を考える。
投資に欠かせないのは元手(原資)であり 原資は収入から支出を差し引き残った分(可処分所得)が普通原資になります。
給料 アルバイト代 贈与相続財産 売却益等もそうです。貯蓄されたものから投資にも回ります。
投資は普通金融市場の金利に左右されます。
金融商品の市場(需要供給のメカニズム)には様々な市場があり、そこで金利が決まります。
その 金利も短期と長期に大きく分かれます。10年物国債の市場が景気には大切であり。景気指標になっています。
1、投資の基本
リスクとリターンは関係します。リスクが高ければリターンは高いものであり、リスクが低いとリターンは低いものです。このリターンとは利率利回りですね。
リスクには①インフラリスク②流動性リスク③価格変動リスク④信用リスク⑤その他(為替リスク)があります。
投資の基本は自分の教育とアメリカでは言われており可処分所得から教育費を引いたものを積み立てて貯蓄しある程度たまると有利な金融商品の投資に回します。
先ず、投資の資金と生活資金は別にすることは大切なことです。必ず区別しましょう。
投資対象の金融商品。大きな区別としては不動産、投資信託、預金、株式、債券その他(FX 金融派生商品等)があります。
投資の基本は短期的な視点で行う「トレーディング」ではなく長期的視点で行う「インベストメント」です。
インベストメントの場合は長期ですから当然その人のライフプランと密接な関わりを持ってきます。
年代によってお金の価値やリスクの考えが違います。投資方針運用の在り方ポートフォリオの構成も違ってきます。
ライフプランに関係した具体的なライフイベントとお金の関係を考えてみましょう。
将来どのような仕事に就くのか→どのくらいの収入があるのか
結婚(結婚式)はするのか→するのであれば、費用はどのくらいかかるのか
子どもは作るのか→作るのであれば、出産や子育て・教育にどのくらいの費用がかかるのか
住宅は持ち家に住むのか、賃貸にするのか→購入費用・賃料はどのくらいかかるのか
転職はするのか→するのであれば、収入はどのくらい変わるのか
老後はどういった生活がしたいのか→老後の資金はどのくらい必要なのか
自分のライフプランを早いうちから考えておくことは、自分の将来のビジョンを明確にする上でとても重要です。
また、ライフプランとお金の話とを同時に考えることで、人生設計で描いた内容を実現し、充実させていくこともできます。
ライフプランとは、いわば将来に向けた人生の設計図のことです。投資の基本です。
人生の中では、就職や結婚、子どもの教育、住宅購入など、さまざまなイベントが発生し、そのときどきでお金がかかるものです。

2、運用について
資産運用とは、自身の持つ資産を貯蓄・投資し、効率的に資産を増やしていくこと。活用ともいわれる。
自分で運用するか他人に運用を任すか。
投資信託は株式、債券、不動産など複数の金融商品を組み合わせたパッケージタイプの金融商品のこと。
多くの人からお金を集めファンドとしてシステム構築し運用しています。
運用については個人でもバランスとることが大切です。リスクとリターンの視点からポートフォリオに各資産を盛り込むこと。
その後変化に対応した組み換えも必要です。
3、知っておく関連式
・72の原則→72を金融商品の金利(%)で割れば、元金が2倍になるまでのおおよその年数が分かると言うもの。
・国債と株式は反比例する→国債の価格が高(安) 株式は安い(高)。
・景気が良くなると金利は高くなり景気が悪くなると金利は安くなる
・収入と収益の違いがあり税金の存在を忘れない。利回りは税金込みで表示されます。
・複利と積み立て効果、そして優遇措置の非課税制度
・昔から半強制的な手法として投資信託等立て方式で購入する方法がベターと言われています。NISAやideco制度は積極的に利用することです。
・日本は輸出で成り立っており 為替が重要です。円高か円安かによって日本の企業業績は大きく変わります。
・日本の株式市場に占める割合は60%以上外国人投資家であり、外人投資家の動向で株式市場は左右されます。
・「金利」「為替」「株式市場」の関係は頭に入れておいてください。

4、基本の基本
もっと詳しく基本について学びたい方には下記HPが参考になります。
http://www.jsda.or.jp/jikan/lesson1/
https://www.nomura.co.jp/hajimete/
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html
5、まとめ
①資産運用は最終的に自己責任です。自分のライフプランをしっかり考慮すること。
②政府の施策は利用「NISA(少額投資非課税制度)や「iDeCo(個人型確定拠出年金)
③情報の量と質を確認。リスクの許容度を勘案選択すること。
④資産形成は投資であり長期が基本 余裕資金で行い 生活必要資金は別プールにしておくこと。
⑤ポートフォリオで資産管理し状況を見て アセットアロケーション(資産運用)を行うことを忘れない。